ドスン ペタン

掲載日:2020.01.21

みんなが首を長くしてまっていた『もちつき』ですが、ここ数年は3学期が始まって1月に2日間にわたって行っていました。しかし今年はなんと1日に日程を短縮して行いました。当初は「難しいかな」という声もありましたが、準備や保育のことを考えると1日で終わらせたいという思いと、もっと保育の延長という位置づけにしたということでおもちつきを行いました。朝早くから蒸かしたもち米の匂いがホールにたちこめると、当園してきた子どもたちからは「早くつきたいよ」と言う声も聞こえてきました。それは12月にお供え用にと試しづきをした際に、実際に杵を手にして臼にクッション材を入れてお餅に見立てて練習をしたからでしょうか。当日も1人が10回の餅つきを力いっぱいできることができました。年長児は事前にお餅に関する本を読んだり、前日にはもち米を研ぐことも経験しました。「普通のお米よりもち米の粒のほうが小さいね」と気づく子もいたり、トッピングに納豆やきな粉だけでなく、「チーズがいい」「アイスはどう?」「チョコレートはあうかな」という声が聞こえ、各クラスでそれぞれ新しい味つけを探していました。さて、年長児にとっては幼稚園生活最後の餅つきでしたが、心に残る思い出になったかな?大きくなるうえで子どもたちには農家が田んぼで作ったもち米が出来るまでの大変さや米を研いで水に浸し、蒸かしてからついて出来上がるまでの時間を考えたときに感謝する人が沢山いることを考えてほしいと思います。そして大人になったときに機会があれば杵と臼でお餅を作って、当時のペタンという音からドスンと響くような餅つきができるようになったらいいのに、と思います。当日はお忙しい中お手伝いをいただきましたお父さん、本当にありがとうございました。