さ・よ・う・な・ら

掲載日:2019.03.08

3月に入ると雪どけが進み、あんなに高く感じた氷の滑り台もみるみるうちに小さくなり、氷はすっかりザラメ雪になってしまいました。それでも子どもたちが米袋のソリを漕いで、必死に滑る姿も見られます。そして2月の中旬に行われたウィンターランドに向けて子どもたちが製作した雪だるま(年長児は『トトロ』)も、子どもたちの意見でお腹の部分をくりぬいて、かまくら風に変身したのですが、暖気で崩れては一大事ということで理事長先生が重機で解体することになりました。最後を見届けようと集まった年長児が見守る中、鉄のシャベルで少しずつ削られていく姿に「さよならぼくたちのようちえん」を歌う子や、寂しさのあまり涙を流す子の姿もありました。そしてとうとう小さな雪山になってしまいましたが、子どもたちの心には寒さの中で作ったことや、登降園の際にいつも見守ってくれたことが良い思い出になったことと思います。その後は理事長先生が重機の運転席に乗せてくれるというまたとない体験もさせてもらいました。残り少ない幼稚園生活、笑顔でさ・よ・う・な・ら。